目次 †
ナトリウム †
- Na
- 指定数量:10[kg]
- 比重:0.97
- 融点:98℃
- 沸点:882℃
- 融点以上に加熱すると、黄色の炎を上げて燃焼する。
- ナイフなどで切断すると切り口はすぐに被膜で覆われ、光沢を失う。
- 水と接触すると激しく反応し、水素と熱を発生する。
- 空気と接触すると自然発火しやすい。
- その他の性質はカリウムに準ずるが、反応性はカリウムよりも多少劣る。
[補講]カリウムとナトリウム比較すると、比重・融点・沸点のいずれもカリウムの方が高い。 ◇
危険性 †
- 水と接触すると、発熱を伴って水素を発生し、場合によっては爆発することがある。
- 長時間空気と接触すると自然発火の危険性が大きい。
- 触れると皮膚を侵す。
火災予防の方法 †
- 水または空気との接触を避け、保護液(灯油など)に小分けして貯蔵して、また保護液から露出しないように管理に注意する。
- 取り扱いは皮膚に直接触れないように注意する。
- 密栓した容器に収納し、乾燥した冷暗所に貯蔵する。
- 容器が破損しないように取り扱いには注意する。
消化の方法 †
- 乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩などを用いて消化する(窒息消化)。
- 水または泡などの水系の消火剤を使用してはならない。
参考文献 †
- 『チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類 危険物取扱者テキスト 改訂版』